2011/05/09 17:15:02
キナバル公園へ

滞在4日目、思い切ってキナバル公園に行くことにした。行く方法で散々迷っていたが、結局タクシーを借り切って行くことにした。
ツアーで行くと一人195,タクシーだと380リンギッドだという。
ツアーでは、ポーリン温泉にも行くのだが興味がないので早く済むであろうタクシーにした。
昨年はキャノピー・ウォークと温泉に多少心ひかれていたが、よくよく調べてみるとどちらもただの観光名所にすぎないように思えてきた。
キナバル山がみえるかどうかは運にまかせるとして、ジャングルの雰囲気を味わいたいと思いキナバル公園だけでも行くことにした。
昨年はキャノピー・ウォークと温泉に多少心ひかれていたが、よくよく調べてみるとどちらもただの観光名所にすぎないように思えてきた。
キナバル山がみえるかどうかは運にまかせるとして、ジャングルの雰囲気を味わいたいと思いキナバル公園だけでも行くことにした。
バスということも考えたが、結果的にはタクシーが一番良かったように思う。乗合バスで行って公園で降ろされてもあの広い公園を歩いて回るのは大変だ。恐らく植物園あたりに行って終わりになっていただろう。
7時半ホテル出発だったが、ガンガン飛ばしてくれたので行く先々はまだ人影がない。常にツアーのバスより一歩先んじる格好になったので、最初はキナバル公園は人気のないところかと思っていた。
このところ天気があまり良くなかったので、大雨でなければ良しとしようと思っていた。
朝起きて外を見ると、地面が濡れていたが雨は降っていなかった。
だが空はどんよりとして今にも降り出しそうだった。雨具を持って取り敢えずどんな所か見に 行くつもりで出かけた。
ボルネオのタクシー運転手は英語を話さない人が、多いという。
それでコタキナバルの町への行き帰りで乗ったタクシーもあまりうるさくなかったのだと納得した。
バリでは、どの運転手も何かをおしつけようとうるさかった。キナバル公園へ行くのもタクシーにするかどうか迷ったひとつには、土産物屋への立ち寄りを勧められたり、次の観光を勧められたりと、過去に面倒な思いをしたことがあったからだ。
うるさくないのは良いが通じないのはちょっと困る。英語が話せる人、ということで頼んでおいたので当日は、一応英語が話せる人がきた。
英語が話せるのだが、ちょっと調子が良さそうなところが気になった。
だが、ボルネオの人の方がすれていないのだろうか、押し付けがましいことがないので助かった。
英語が話せるのだが、ちょっと調子が良さそうなところが気になった。
だが、ボルネオの人の方がすれていないのだろうか、押し付けがましいことがないので助かった。
何気なくタクシーから外を見ていると、空の一部が、真っ黒になっている。
まるでそこについたてを立てたように、黒いシルエットが見える。
ぼんやりと見ていたが、それが山ではないかと気がつくのに多少の時間が必要だった。
それでも山にしては平面的過ぎる、と思っていると運転手さんが、山が見えると言った。
やっぱり山だ。
やっぱり山だ。
それにしてもあまりに陰影がない。山容は、鹿島槍に似ているが、雰囲気は全く違う。鹿島槍は、若武者のようだと形容されたように明るさと活気がある。
だがこの山はどうだろう。悪魔的というか、なんというかあまりにも黒い。
全くの岩山のせいか、子供のころ網戸に張り付いていた、大きな黒い蝶のシルエットを思い出した。
思いがけない出現だった。空に張り付いた影絵。富士山のたおやかさに慣れているせいか、恐怖心すら感じる。
時間がたつにつれ雲がわき出した。飽くまで黒い山容を包みこもうとするかのように白い 雲が次々に湧き上がる。
思いがけない出現だった。空に張り付いた影絵。富士山のたおやかさに慣れているせいか、恐怖心すら感じる。
時間がたつにつれ雲がわき出した。飽くまで黒い山容を包みこもうとするかのように白い 雲が次々に湧き上がる。
車が、進むにつれキナバル山は、 形を変え場所を変えて威圧する様に姿を表す。
何という山だ。
湧き上がる雲は、早く主役を隠そうとするかのように山を包みにかかっている。
だが山は、それを無視するかのようにあちこちに姿を表す。無言でいて無言でない。何かわけのわからない力を秘めながら。
9時も近づく頃になると、もう出番もお終いに近づいたというように、思わせぶりに時々姿の一部を隠し始めた。
そろそろこの思いがけないショーも幕になる、と感じながらもその異様な山容を探し続けた。
一帯は、急に曇り始め瞬く間に山を厚い雲の後ろに閉じ込めた。
一時間あまりの思いがけないショーは完全に幕を閉じた。
一時間あまりの思いがけないショーは完全に幕を閉じた。
キナバル公園
キナバルパークはと言えば、イメージと違い全く一般的な公園だった。
公園の中の道は、遊歩道ではなく車が通れる舗装道路だ。私たちは公園の中を歩くつもりでいたので、運転手のハリーさんの発電所まで行くという計画を断った。往復したら10キロ近い。
勘弁してよ。そんな感じだったが、良くきくと車で行くという。
実際に車で行ってみると歩いている人はほとんどいないし、歩いてもあまり面白いこともなさそうだ。中に宿泊施設や植物園は有るが、やはりキナバル山の登山基地の意味合いが強いのか?
勘弁してよ。そんな感じだったが、良くきくと車で行くという。
実際に車で行ってみると歩いている人はほとんどいないし、歩いてもあまり面白いこともなさそうだ。中に宿泊施設や植物園は有るが、やはりキナバル山の登山基地の意味合いが強いのか?
熱帯雨林の雰囲気を味わうというには整備されすぎている。
もっとももっとワイルドだと私のような人間には、敷居が高すぎるが。
ただあの中に泊まれば、間違いなく静寂と暗闇は体験できるだろう。
発電所のそばにキナバル山への登山口がある。本来なら目の前にキナバル山がそそり立っているのだろうが、たどりついた時には完全に雲の中だった。
登山口の最初の何メートルかは非常に整備された良い道だ。これがいつどんな形で姿を変えていくのか関心はあったが、怠惰な生活に慣れきった今となっては、頂上を目指す気はさらさら無い。
植物園には、ランがたくさんあるらしいが季節はずれで残念ながら花は咲いていなかった。ただつぼみがあったので、もう少しすれば花を咲かせるものもあるのだろう。
標高がどれくらいなのだろう、朝のうちは結構ひんやりと涼しかった。
それでも、生えている木々がトロピカルなのが面白い。
キナバル山を登る途中でどんな木や花が見られるのか、と無駄な想像をした。シャクナゲや這松でもないだろう。
と思い調べてみたところ、シャクナゲは咲いているようだ。だが、写真で見る限り日本のそれとはだいぶイメージが違う。やはり熱帯ということか。
帰りコタキナバルの町で降ろしてもらい、ウォーターフロントにあるKohinoorでインディアンを食べた。 かなり有名なのだろう、一人の女性は片言ながら日本語を話していた。
ぬるいビールを二杯飲み夕食用のカップ麺を買って帰った。
昼食を食べたのが2時頃なので、夕飯はせこくラウンジのただ酒で済ませあとはカップ麺で補うことにした。
トムヤムクン風カップ麺が、非常に美味しかった。つゆまで飲み干した。
2011年5月3日
2011年5月3日
PR